ご挨拶

 この度、第3回日本下肢救済・足病学会東北学術集会を2016年11月19日(土)に、岩手医科大学創立60周年記念館で開催する運びとなりました。下肢救済の究極の目的は患者さんに歩いてもらうことだと考え、今回は「Save the Ambulation」をKey wordとして掲げました。とはいえ、実際には高齢であったり、様々な基礎疾患に罹患されたりしている場合など、良好な創傷治癒へのコントロールに重きを置いた下肢救済となることが実情と思われます。それでも、「歩く」と言うHomo sapiensとしての根源的な能力を目指すことは常に念頭に置かれるべきものと考えます。生命予後やQOL向上のために下肢救済への要望が高まっておる昨今でありますが、皆様ご存じの通り、下肢病変の治療は単一診療科では対応が困難な場合が多く、綿密な診療科間の連携が必要です。その取り組みは未だ端緒にあり、システム構築も容易ではありません。本学術集会においては、各施設内でどのような連携がなされているか等も含めた、下肢救済に対する幅広い討論がなされることを願ってやみません。なお、今回は、本学心血管・腎・内分泌内科学講座、安孫子明彦講師による特別講演を予定しております。
 初冬の気候となって日に日に寒さも増す盛岡ではございますが、多数のご参加をお待ち申し上げます。
 
第3回日本下肢救済・足病学会東北地方会学術集会
会 長 木村 裕明
(岩手医科大学形成外科学講座 特任准教授)